食品製造業の生産性が低いことについて
令和3年3月18日 日経によると
食料品製造業の労働生産性は製造業平均の5割強に
とどまっており、食料品製造業のメーカーは
中小企業が多く機械化自動化が進まないことが要因
同時に食料品製造業の従業員は114万人と製造業の中で
一番多く製造業全体の15%を占めるそうです。
最後にいかに自動化を進め、生産性をあげるかが長年の課題となっていると
締めくくっている。
製造コストを下げたら儲けられますよということにも聞こえます。
一方で賃金が上がらない
一人当たりの労働生産性はアメリカの6割に
留まります。
フランスドイツなどの諸国でもアメリカの8割行きます。
同記事では原因に雇用を守る慣行があると言っています。
雇用を維持するあまり、不採算部署も温存し
収益が伸び悩むことを指摘しています。
とにかく安く、安く
賃金が伸び悩めば消費者だって食品に安さを求めます。
安さをうたうスーパーも安く仕入れたいと競争します。
原料の小麦やコーン、大豆も上がっています。
それが連動して食品製造会社が潤わないのは当然の結果と思います。
生産性の低さを食品製造業のせいにするのは簡単ですが
国民の年収を上げる最低賃金などの施策を主導しない政府も
問題があると思うのですがいかがでしょうか。